北海道マラソン歴代1位は誰?男子・女子の優勝者と大会記録を紹介

北海道マラソンの歴代1位と男子女子の大会記録を確認するスポーツファン スポーツ

北海道マラソンの歴代最速1位は、男子がアンベッセ・トロッサ、女子は2026年大会で新記録を出した新谷仁美です。

2026年8月30日の大会では男子・湯浅仁が2時間10分46秒、女子・新谷仁美が2時間24分14秒で優勝しました。「今年の1位」と「歴代最速の1位」は異なるため、本記事では両方を分けて分かりやすく整理します。

北海道マラソンの歴代1位は誰?まず結論を整理

「北海道マラソンの歴代1位」と検索した場合、知りたい情報には大きく2つの意味があります。

一つは各年の男子・女子優勝者、もう一つは北海道マラソン史上もっとも速いタイムを記録した選手です。

2026年8月30日時点で整理すると、次のようになります。

項目 男子 女子
2026年優勝者 湯浅仁 新谷仁美
2026年優勝タイム 2時間10分46秒 2時間24分14秒
歴代最速1位 アンベッセ・トロッサ 新谷仁美
歴代最速タイム 2時間10分13秒 2時間24分14秒
記録した年 1998年 2026年

男子の歴代最速は、1998年にアンベッセ・トロッサが出した2時間10分13秒です。2026年の湯浅仁は2時間10分46秒ですから、歴代記録まで33秒という好タイムでした。

女子については状況が大きく変わりました。

2025年までの大会記録は、2009年に嶋原清子が出した2時間25分10秒でした。しかし2026年大会で新谷仁美が2時間24分14秒を記録し、従来の大会記録を56秒更新しています。

つまり、2026年の北海道マラソンは単に「今年の優勝者が決まった」というだけではありません。

17年間破られていなかった女子大会記録が更新された年として、今後も北海道マラソンの歴史に残る大会になったと考えられます。

2026年男子1位は湯浅仁

2026年8月30日に札幌市で開催された北海道マラソン2026では、男子の湯浅仁が2時間10分46秒で初優勝しました。

2位は丹所健の2時間10分55秒、3位は荒生実慧の2時間10分59秒で、上位3人はいずれも2時間11分を切る接戦でした。

男子レースでは31km付近から吉田響がスパートし、一時は独走態勢に入ります。

35km地点では後続に25秒ほどの差をつけていましたが、37km付近でペースが落ち、湯浅、丹所、荒生の3人が追いつきました。最終的には41km付近で湯浅がスパートし、そのまま先頭でフィニッシュしています。

マラソンは42.195kmあります。

30kmを超えてから一度大きく差が開いても、残り数kmで順位が入れ替わることがあります。2026年男子は、まさに「最後まで1位が分からない」というマラソンの面白さが表れたレースでした。

2026年女子1位は新谷仁美、大会記録も更新

女子では積水化学の新谷仁美が2時間24分14秒で優勝しました。

新谷は中間点を1時間12分24秒で通過し、31kmを過ぎてから独走態勢へ。最後までペースを維持して優勝し、2009年の嶋原清子による2時間25分10秒を56秒更新しました。

2位には、今回が初マラソンだった不破聖衣来が2時間26分04秒で入りました。

3位は竹山楓菜の2時間28分08秒で、女子も上位3人がMGC出場権を獲得しています。

新谷の記録が特に印象的なのは、単に2026年大会で優勝しただけでなく、北海道マラソン女子史上もっとも速く42.195kmを走った選手になったことです。

この記事を検索して「北海道マラソン女子の歴代1位は誰?」と知りたい場合、2026年8月30日以降の答えは新谷仁美となります。

北海道マラソンの歴代優勝者一覧|男子・女子の1位を紹介

北海道マラソンの歴代男子女子優勝者と優勝タイムを一覧で確認するスポーツファン
※画像はAIによるイメージ

北海道マラソンは1987年に始まりました。

公式の歴代優勝者データは2025年まで掲載されており、2026年については大会当日の結果報道を加えて整理しています。

年 男子1位 タイム 女子1位 タイム
1987 フョードル・V・リジョフ 2:24:28 ルイッツヤ・R・ベリヤエバ 2:42:17
1988 西政幸 2:17:11 ジェーン・ウェルゼル 2:40:53
1989 谷口浩美 2:13:16 ローレイン・モラー 2:36:39
1990 篠原太 2:15:32 リサ・ワイデンバック 2:31:29
1991 藤田幸一 2:17:05 ローレイン・モラー 2:33:20
1992 マイケル・スカウト 2:16:38 オルガ・アペル 2:30:22
1993 タデッセ・ゲブレ 2:15:34 藤村信子 2:33:10
1994 エリック・ワイナイナ 2:15:03 オルガ・アペル 2:36:33
1995 タデッセ・ゲブレ 2:15:07 有森裕子 2:29:17
1996 ブルック・ベケレ 2:14:26 安部友恵 2:31:21
1997 エリック・ワイナイナ 2:13:45 小倉千洋 2:33:30
1998 アンベッセ・トロッサ 2:10:13 山口衛里 2:27:36
1999 松本政大 2:12:08 松尾和美 2:32:14
2000 ディオニシオ・セロン 2:17:14 市河麻由美 2:32:30
2001 佐々勤 2:13:45 千葉真子 2:30:39
2002 サムソン・カンディエ 2:15:12 堀江知佳 2:26:11
2003 エリック・ワイナイナ 2:13:13 田中千洋 2:34:11
2004 ラバン・カギカ 2:12:20 千葉真子 2:26:50
2005 渡邉共則 2:14:50 千葉真子 2:25:46
2006 渡邉共則 2:17:50 吉田香織 2:32:52
2007 ジュリアス・ギタヒ 2:17:26 加納由理 2:30:43
2008 高見澤勝 2:12:10 佐伯由香里 2:31:50
2009 ダニエル・ジェンガ 2:12:03 嶋原清子 2:25:10
2010 サイラス・ジュイ 2:11:22 原裕美子 2:34:12
2011 アルン・ジョロゲ・ブグア 2:14:10 森本友 2:33:45
2012 川内優輝 2:18:38 吉住友里 2:39:07
2013 五ヶ谷宏司 2:14:26 渡邊裕子 2:29:13
2014 辻茂樹 2:15:24 野尻あずさ 2:30:26
2015 藤原新 2:16:49 岡田唯 2:32:10
2016 木滑良 2:13:16 吉田香織 2:32:33
2017 村澤明伸 2:14:48 前田穂南 2:28:48
2018 岡本直己 2:11:29 鈴木亜由子 2:28:32
2019 松本稜 2:12:57 和久夢来 2:33:44
2020 休止 ― 休止 ―
2021 休止 ― 休止 ―
2022 ルカ・ムセンビ 2:10:49 山口遥 2:29:52
2023 パトリック・マゼンゲ・ワンブィ 2:20:54 澤畠朋美 2:38:18
2024 中村匠吾 2:15:36 パウリンカベケ・カムル 2:31:04
2025 上門大祐 2:11:36 坂口愛和 2:31:50
2026 湯浅仁 2:10:46 新谷仁美 2:24:14

こうして並べると、北海道マラソンには谷口浩美、有森裕子、川内優輝、前田穂南、鈴木亜由子、中村匠吾、新谷仁美など、国内外の大舞台で活躍してきた選手が数多く出場していることが分かります。

一方、毎年同じようなタイムで決着しているわけではありません。

2時間10分台で決まる年もあれば、男子1位が2時間20分台になる年もあります。この差を理解する鍵になるのが、北海道マラソン特有の夏の気象条件です。

北海道マラソンの大会記録は?男子と女子で記録更新の状況が違う

北海道マラソンの男子大会記録は1998年から変わっていませんが、女子大会記録は2026年に更新されました。

ここは「歴代優勝者」とは別に押さえておきたいポイントです。

男子大会記録はアンベッセ・トロッサの2時間10分13秒

男子の歴代最速1位は、1998年のアンベッセ・トロッサです。

タイムは2時間10分13秒。2026年8月30日時点でも、この記録が北海道マラソン男子の歴代1位となっています。

2025年までの歴代上位は次のようになっていました。

  • 1位:アンベッセ・トロッサ 2時間10分13秒(1998年)
  • 2位:ルカ・ムセンビ 2時間10分49秒(2022年)
  • 3位:サイラス・ジュイ 2時間11分22秒(2010年)
  • 4位:岡本直己 2時間11分29秒(2018年)
  • 5位:上門大祐 2時間11分36秒(2025年)

そこへ2026年、湯浅仁が2時間10分46秒で入ってきました。

公式の歴代ランキングが2026年分を反映する前の時点ではありますが、報道された記録を従来の公式データと比較すると、湯浅の2時間10分46秒はトロッサに次ぐ水準となります。

特に興味深いのは、1998年の記録との差がわずか33秒であることです。

28年近く守られてきた大会記録が、2026年にはかなり近いところまで迫られました。

男子については「なかなか破れない大記録」である一方、今後の大会で更新されても不思議ではないところまで水準が上がってきた、と私は考えます。

女子大会記録は新谷仁美の2時間24分14秒

新谷仁美の女子大会新記録と男子歴代記録を比較するマラソンファン
※画像はAIによるイメージ

女子の歴代最速1位は、2026年の新谷仁美です。

それまで1位だったのは、2009年の嶋原清子が記録した2時間25分10秒でした。

2025年までの女子歴代上位を見ると、

  • 嶋原清子 2時間25分10秒(2009年)
  • 千葉真子 2時間25分46秒(2005年)
  • 堀江知佳 2時間26分11秒(2002年)
  • 嶋原清子 2時間26分14秒(2005年2位)
  • 千葉真子 2時間26分50秒(2004年)

という並びでした。

ここに2026年、新谷仁美の2時間24分14秒が加わったことで、北海道マラソン女子で初めて2時間24分台の大会記録が誕生しました。

さらに2位の不破聖衣来も2時間26分04秒です。

初マラソンでありながら、従来の歴代ランキングに照らせばかなり上位に相当するタイムでした。

2026年女子は「新谷が勝った大会」というだけでなく、北海道マラソンの女子記録そのものを一段上の水準へ引き上げたレースと見ることができます。

なぜ2026年は好タイムが出たのか

2026年大会のスタート時は気温20.8度で、例年の北海道マラソンと比較して涼しい条件でした。フルマラソンには過去最多となる2万1474人がエントリーしています。

北海道マラソンの過去のスタート時気温を見ると、30度を記録した2000年、2001年、2006年や、29.2度だった2023年など、厳しい暑さになった年もあります。

その中で20度台前半の2026年は、少なくとも極端な暑さによる消耗を抑えやすい条件だったと考えられます。

もちろん、大会新記録を気温だけで説明することはできません。

選手自身の走力、ペース配分、先頭集団の展開など複数の要素があります。ただ、北海道マラソンの記録を見るときに「タイムと気温をセットで見る」という視点は非常に重要です。

北海道マラソンで優勝回数が多い選手は誰?

「歴代1位」という言葉から、最も多く1位になった選手を知りたい方もいるでしょう。

公式の1987年から2025年までの歴代優勝者を集計すると、男子ではエリック・ワイナイナ、女子では千葉真子の3勝が目立ちます。

男子はエリック・ワイナイナが3回優勝

エリック・ワイナイナは、

  • 1994年
  • 1997年
  • 2003年

の3回、北海道マラソン男子を制しています。

特に注目したいのは、最初の優勝と3回目の優勝が約9年離れていることです。

一度だけ北海道マラソンで勝つのではなく、長期間にわたって高い競技力を維持し、異なる年の気象条件やレース展開で結果を残しています。

同一大会で何度も1位になるには、速さだけでは足りません。

暑さへの対応、レース中の判断、長期的なコンディション維持なども必要になります。3回の優勝は、北海道マラソンとの相性の良さを示す記録とも考えられます。

女子は千葉真子が3回優勝

女子では千葉真子が、

  • 2001年
  • 2004年
  • 2005年

に優勝しています。

2005年の2時間25分46秒は、2026年に新谷仁美が大会記録を更新した後も、北海道マラソン史に残る好記録です。

2001年は特に厳しい大会でした。

スタート時の気温は30度。2,883人がスタートしたものの、完走したのは1,761人で、完走率は61.3%まで下がりました。その条件で千葉は女子1位となっています。

一方、2004年はスタート時17.5度、2005年は28度でした。

条件が大きく違う複数の大会で優勝している点を見ると、北海道マラソンで複数回勝つことの難しさがよく分かります。

連覇を達成した選手もいる

千葉真子は2004年、2005年と女子で連続優勝しています。

男子では渡邉共則が2005年と2006年に連覇しました。2006年はスタート時30度、完走率52.4%という極めて厳しい条件でした。

42.195kmのレースでは、その年の調子だけでなく天候も結果を左右します。

翌年も同じ大会で1位になるというのは、数字以上に難しい記録だと私は感じます。

北海道マラソンはなぜ記録差が大きい?夏の札幌ならではの歴史

真夏の札幌を走るランナーと北海道マラソンの歴代記録や名勝負を見守る観客
※画像はAIによるイメージ

北海道マラソンは1987年9月6日にスタートしました。

第1回のエントリーはわずか439人。男子はフョードル・V・リジョフ、女子はルイッツヤ・R・ベリヤエバが初代優勝者となりました。現在は2万人規模へ成長しています。

大会の性格が大きく変わったのが1989年です。

日本陸連が北海道マラソンを夏季強化レースとして位置づけ、それまで9月だった開催時期が8月へ移されました。男子は谷口浩美が2時間13分16秒、女子はローレイン・モラーが2時間36分39秒で優勝しています。

北海道と聞くと「夏でも涼しい」という印象があるかもしれません。

しかし過去の気象データを見ると、1994年は31度、2000年・2001年・2006年は30度、2023年は29.2度でスタートしています。

この特徴を理解すると、歴代優勝タイムの見え方も変わります。

例えば2023年男子1位のパトリック・マゼンゲ・ワンブィは2時間20分54秒です。一方、2022年のルカ・ムセンビは2時間10分49秒でした。

数字だけなら10分以上違います。

しかし2022年のスタート時気温は24.5度だったのに対し、2023年は29.2度、湿度78%でした。

条件の違うレースをタイムだけで比べると、選手の強さを正しく評価できない場合があります。

北海道マラソンの場合、「何分で走ったか」に加えて「どんな暑さの中で走ったか」まで確認することが、記録を楽しむポイントです。

これは他の大会の歴代記録を見るとき以上に重要な視点だと私は考えます。

2026年の結果は今後どう評価される?新谷仁美の大会新とMGCに注目

2026年の北海道マラソンは、今後振り返ったときにも重要な大会になる可能性があります。

理由の一つが、ロサンゼルスオリンピック代表選考につながるMGCシリーズ2026-27のG2大会として開催されたことです。大会公式概要にも男子G2・女子G2として位置づけられています。

2026年大会では男子の湯浅仁、丹所健、荒生実慧がMGC出場権を獲得しました。

女子では新谷仁美、不破聖衣来、竹山楓菜が条件を満たしています。

つまり今回の上位争いは、北海道マラソンの1位を決めるだけの戦いではありませんでした。

今後のオリンピック代表選考へ続くレースという意味も持っています。

個人的に特に注目したいのは、男子よりも女子です。

2025年まで女子大会記録は2009年の嶋原清子による2時間25分10秒で、長い間更新されていませんでした。

それを新谷仁美が一気に56秒更新しました。

17年間残っていた記録が更新されたことで、「北海道マラソンの女子歴代1位」という検索への答えそのものが2026年8月30日に変わったことになります。

さらに、不破聖衣来が初マラソンで2時間26分04秒の2位となったことも見逃せません。

新谷だけが突出して速かったというより、女子の上位争い全体が高い水準になった大会だったと見ることができます。

男子も大会記録更新こそありませんでしたが、湯浅の2時間10分46秒は1998年の歴代記録に33秒まで迫りました。

2位の丹所が2時間10分55秒、3位の荒生も2時間10分59秒です。

北海道マラソンという夏の大会で3人が2時間10分台に入ったことを考えると、2026年は男子でも記録面で印象に残る年になりそうです。

一方で、2026年はスタート時20.8度と比較的涼しい条件でした。

北海道マラソンの歴代記録を今後比較する場合には、「2026年は好条件だった」という背景も一緒に残しておくべきでしょう。

筆者としては、北海道マラソンは単純な「歴代タイムランキング」だけで見るよりも、順位・タイム・気温の3つをセットで見ると面白さが何倍にもなる大会だと感じます。

30度近い年に粘り勝つ1位と、涼しい年に大会記録へ挑む1位。

同じ「優勝」でも、その価値の中身は少しずつ違います。

まとめ|北海道マラソン歴代1位は男子トロッサ、女子は新谷仁美

北海道マラソンの歴代最速1位は、男子が1998年のアンベッセ・トロッサの2時間10分13秒、女子が2026年の新谷仁美の2時間24分14秒です。

2026年8月30日の大会では、男子は湯浅仁が2時間10分46秒で初優勝しました。

女子は新谷仁美が優勝すると同時に、2009年から残っていた大会記録を56秒更新しています。

歴代優勝者には谷口浩美、有森裕子、エリック・ワイナイナ、千葉真子、川内優輝、前田穂南、鈴木亜由子、中村匠吾など、多くの名選手が並びます。

1987年に439人のエントリーから始まった北海道マラソンが現在の2万人規模へ成長する中で、一つひとつの「1位」が大会の歴史を作ってきました。

そして2026年には、女子の歴代1位が新谷仁美へと更新されました。

これから北海道マラソンを見る際は、今年の優勝者だけでなく「歴代記録まであと何秒なのか」に注目すると、毎年のレースをさらに楽しめるでしょう。

よくある質問

北海道マラソン男子の歴代1位は誰ですか?

タイムで見た歴代1位は、1998年に2時間10分13秒を記録したアンベッセ・トロッサです。

2026年の湯浅仁は2時間10分46秒で、トロッサの大会記録まで33秒に迫りました。

北海道マラソン女子の歴代1位は誰ですか?

2026年8月30日に2時間24分14秒を記録した新谷仁美です。

それまでの大会記録は2009年の嶋原清子による2時間25分10秒でしたが、新谷が56秒更新しました。

北海道マラソン2026の男子・女子優勝者は誰ですか?

男子は湯浅仁が2時間10分46秒、女子は新谷仁美が2時間24分14秒で優勝しました。

女子の新谷は優勝と同時に大会新記録を樹立しています。

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