『おんねこ1巻』は現在Amazonで新規購入を確認できず、2022年には650円PDFと呼ばれた記録が残っています。
ただし追加調査したところ、「650円PDF」という言葉が当時使われていたことは確認できても、そのPDFの正式な販売ページやAmazon Kindle版の商品情報までは特定できませんでした。
「Amazonにあった気がする」「650円PDFって何?」「紙の1巻は存在する?」という疑問について、2026年8月16日時点のAmazon商品情報と2022年当時の保存記録を分けて整理していきます。
おんねこ1巻はAmazonで読める?現在の商品ページは確認できない
結論からいうと、2026年8月16日時点でAmazon.co.jpの商品検索と和々寺らおんさんの著者ページを確認した範囲では、『おんねこ1巻』というタイトルの商品を新規購入できるページは確認できませんでした。
Amazonには現在も和々寺らおんさんの著者ページがあり、『【完全版】最低男子力の底辺から這い上がる婚活日記。』や『和々寺らおんのSNS漫画まとめ集』など、別作品のKindle商品は確認できます。ところが、その著者ページ上で『おんねこ』の商品は確認できません。
まず、今回確認できた範囲を整理すると次のようになります。
| 確認項目 | 2026年8月16日時点の確認結果 |
| Amazonの『おんねこ1巻』 | 新規購入できる商品ページを確認できず |
| 2022年当時の「おんねこ1巻」表記 | 保存記録で確認 |
| 「650円PDF」という表記 | 2022年7月28日の保存記録で確認 |
| 『おんねこ1巻』と特定できるASIN | 今回は特定できず |
| 紙版の出版社・ISBN | 今回は特定できず |
| Amazon Kindleで正式販売された証拠 | 今回は確認できず |
| 作者の別作品のAmazon販売 | 現在も確認可能 |
ここで大切なのは、「Amazonに作者の本がある」と「Amazonに『おんねこ1巻』がある」は別の話だということです。
実際、現在のAmazonには和々寺らおんさん名義のKindle作品が複数あります。検索結果だけをざっと見ると、「おんねこの作者のAmazon本が出てきた」という状態にはなるんですよね。
しかし、その中に『おんねこ1巻』の商品ページが確認できなければ、「昔あったはずだから今もKindleで読める」とは案内できません。
Amazonの商品を特定するときに役立つのがASINです。
ASINはAmazonの商品ごとに付けられる識別情報ですが、今回の調査では『おんねこ1巻』に対応すると確定できるASINを特定できませんでした。
紙の本についても同様です。
一般的な商業コミックスなら、出版社、発売日、ISBNなどを手掛かりに追跡できます。しかし今回確認した範囲では、『おんねこ1巻』という紙の単行本に結びつく出版社やISBNを特定できませんでした。
したがって現時点では、「おんねこ1巻はAmazonで買える」「紙のコミックス1巻が発売されていた」と断定しないのが最も正確です。
「おんねこ1巻・650円PDF」とは?2022年7月28日の保存記録を確認
では、「おんねこ1巻」という名前や「650円PDF」という話自体が、後から作られたものなのでしょうか。
ここは、そうとも言えません。
今回あらためて過去記録を追ったところ、ウェブ魚拓に保存された2022年7月28日午前0時14分33秒の二次元裏@ふたばのスレッドに、「おんねこ1巻(650円PDF)」という表記が残っていることを確認できました。保存自体は翌7月29日に取得されており、当時のページ内容を現在も確認できます。
別のふたば過去ログ検索にも、2022年7月28日付で「おんねこ1巻(650円PDF)」というスレッド名が残っています。
つまり、少なくとも2022年7月末のネット上で「おんねこ1巻」「650円PDF」という組み合わせが使われていたことについては、同時代の保存記録で裏づけを取れました。
これは以前より一歩踏み込んで確認できた部分です。
一方で、ここから先には大きな線引きがあります。
保存されているのは販売ページそのものではなく、第三者が立てた掲示板スレッドです。
そのため、今回確認できた事実は「650円PDFという呼び方が存在した」までです。
- 誰がそのPDFを販売していたのか
- 正式な販売サイトはどこだったのか
- 本当に販売価格が650円だったのか
- いつ販売を始めたのか
- いつ販売を終了したのか
こうした商品そのものの情報について、作者本人の告知、決済ページ、BOOTHなどの正式な販売ページの保存記録までは今回特定できませんでした。
ここはかなり重要ですよね。
以前の記事では「PDF版があったこと」と表現できる部分もありましたが、資料の確度をさらに厳しく見るなら、「650円PDFと呼ばれていた同時代記録がある」までに留めるほうが安全です。
掲示板のスレッド名は、その商品の正式名称や価格を保証する書誌情報ではないからです。
「絶版」と書かれているが、本当に絶版だった?
保存されたスレッドでは「好評絶版中」という表現も使われています。
ただし、これも掲示板側の表現であり、出版社や作者による正式な販売終了告知として確認できたものではありません。
そもそも今回、紙版『おんねこ1巻』の存在自体を確認できていません。
そのため本記事では「絶版」という言葉をそのまま事実として扱わず、「現在新規販売を確認できない」と表現します。
電子データの場合、「販売終了」「公開終了」「配信停止」など状況によって意味も変わります。
販売開始日や終了日が確認できない状態で「○年○月に絶版になった」と物語を補ってしまうと、そこから誤情報が広がってしまいますよね。
筆者としては、こういう古いネット作品ほど、分からない部分を無理につなげないことが大切だと考えています。
おんねこ1巻はKindle版だった?Amazonに却下されたという話の確度
「650円PDFがあったなら、それをKindleで販売しようとしていたのでは?」
ここも気になるところでしょう。
2022年7月29日に公開された掲示板まとめには、『おんねこ1巻』をKindleで出そうとしてAmazonに却下された、という趣旨の第三者投稿が収録されています。
翌7月30日に掲載された別の当時記録にも、Amazonで差し止められたという趣旨の投稿が残っています。
ただし、これをそのまま「Amazonに却下された事実」として扱うことはできません。
今回の追加調査でも、
Amazonから作者へ送られた審査結果
作者本人によるKindle審査についての説明
審査対象になった『おんねこ1巻』の商品登録情報
販売前の商品ページやASIN
といった一次資料までは特定できませんでした。
したがって正確な整理は、「2022年当時、Kindle化がAmazonで通らなかったという話がネット上で広まっていた。ただし、その事実や理由を確認できる一次資料は見つかっていない」となります。
特に注意したいのが、「なぜ却下されたのか」という理由です。
当時の投稿には表紙などを理由として推測する内容もありますが、Amazon自身が審査理由を公表した資料を確認できていない以上、そこを事実として断定することはできません。
ネットでは、何度も引用された話がいつの間にか「確定した出来事」のように見えてしまうことがあります。
しかし、投稿が複数残っていることと、Amazon側の一次資料が存在することは同じではありません。
ここを分けるだけでも、『おんねこ1巻』をめぐる情報はかなり整理しやすくなります。
紙の「おんねこ1巻」は存在する?
紙版についても、今回確認した範囲では存在を確定できませんでした。
現在のAmazon著者ページには和々寺らおんさんの作品が表示されていますが、『おんねこ1巻』という紙コミックスの商品は確認できません。
また、「650円PDF」という同時代記録から読み取れるのは、少なくとも当時PDFという言葉と結びつけて語られていたことです。
そのため、「1巻」と書かれているから出版社のコミックス第1巻があった、と考えるのは早いでしょう。
個人制作の作品でも、まとめデータや電子版を「1巻」と呼ぶケースはあります。
『おんねこ』の場合も、「1巻」という番号だけを根拠に紙の本を想像せず、PDF・Kindle・紙版を別々に確認することが重要です。
おんねこは現在どこで読める?漫画本の公式販売先は確認できない
「Amazonで買えないなら、今はどこで読めるのでしょうか?」
2026年8月16日時点で今回確認した範囲では、『おんねこ1巻』や『おんねこ』本編を新規購入できるAmazonの商品ページは確認できませんでした。
一方で、『おんねこ』という作品に関係する公式商品が現在まったく残っていないわけではありません。
LINE STOREには現在も、制作者を和々寺らおんさんとする『おんねこ』LINEスタンプの商品ページが存在し、190円で販売されています。商品説明にはTwitterで連載された漫画『おんねこ』のスタンプであることが記されています。
ただし、ここにも注意点があります。
LINE STOREの商品説明には現在も「Twitterで連載中」という当時の文言が残っていますが、商品ページの説明文が残っていることだけで、2026年現在も漫画連載が継続しているとは判断できません。
これは古い商品ページを見るときによくある落とし穴ですよね。
ページそのものが現役でも、説明文まで最新状態に更新されているとは限りません。
そして何より、LINEスタンプが購入できることと、漫画のPDFやコミックスが購入できることは別です。
現在確認できるのは、
「『おんねこ』のLINEスタンプは公式商品として残っている」
という事実までです。
漫画本や650円PDFの現在の販売先を示すものではありません。
また、Amazonには現在も和々寺らおんさん名義の別作品があります。
『【完全版】最低男子力の底辺から這い上がる婚活日記。』は現在もAmazonの商品情報を確認でき、本編全108話とおまけ漫画を収録した完全版として掲載されています。
さらに、Amazonには『和々寺らおんのSNS漫画まとめ集』という全7冊のシリーズも確認できます。
ここで検索するときに大切なのは、「作者が同じ」だけで目的の作品だと判断しないことです。
Amazonで和々寺らおんさんの作品が表示されても、商品タイトルが『おんねこ』でなければ「おんねこ1巻を発見した」とは言えません。
なお、第三者が保存した画像、転載ページ、過去ログなどが検索結果に現れることはあり得ます。
しかし、そうした非公式な保存物を「現在読める公式サイト」として案内することはできません。
昔ネット上で公開されていた作品でも、作者や権利者の許可なく再配布してよいことにはなりませんよね。
本記事では、正規の販売・公開先として確認できるものと、過去を検証するための保存記録を明確に分けています。
なぜ「おんねこ1巻はAmazonにあった」と思われる?4段階で整理すると見える
ここからは、確認した事実をもとにした筆者の考察です。
個人的には、「おんねこ1巻がAmazonにあった」と記憶されやすい理由は、一つの誤情報ではなく、複数の本当の情報が同じ時期・同じ作者名の周辺に存在したことにあると考えています。
まず、2022年7月28日の保存記録には「おんねこ1巻(650円PDF)」という言葉があります。
そして同じ2022年夏には、和々寺らおんさんの別作品である婚活漫画が実際にAmazon Kindleの商品として存在していました。現在もAmazon側でその商品情報を確認できます。
さらに現在は、『和々寺らおんのSNS漫画まとめ集』など別のKindle作品もAmazon上にあります。
つまり検索する人の目には、
「おんねこ1巻」
「650円PDF」
「和々寺らおん」
「Amazon Kindle」
という、本来は別々に確認すべき情報が同じ画面周辺に出てきます。
数年たってから記憶だけをたどれば、「作者の漫画をAmazonで見た」ことが「おんねこをAmazonで見た」に置き換わってしまう可能性はあります。
ただし、これはあくまで筆者の分析です。
「これが原因だった」と証明できるものではなく、混同が生まれる複数要因の一つとして考えられる、くらいに捉えるのが適切でしょう。
おんねこ1巻を調べるときは「証拠の4段階」で見る
今回の調査で特に重要だと感じたのが、情報の有無だけでなく証拠の強さを分けて見ることです。
『おんねこ1巻』の場合は、次の4段階で整理できます。
第1段階は、現在の商品ページです。
Amazonで現在購入できる『おんねこ1巻』の商品ページは今回確認できませんでした。一方、作者の別作品には現存するAmazon商品ページがあります。
第2段階は、当時の同時代記録です。
2022年7月28日の保存ページには、「おんねこ1巻(650円PDF)」という言葉が実際に残っています。
第3段階は、商品を一つに特定できる識別情報です。
AmazonならASIN、紙の本ならISBN、さらに出版社や正式商品名があります。しかし『おんねこ1巻』については、今回そこまで追跡できる情報を特定できませんでした。
第4段階は、作者や販売事業者の一次資料です。
「650円で販売した」「Amazonへ申請した」「販売を終了した」といった内容を裏づける作者本人の告知やAmazonの審査資料までは、今回確認できませんでした。
この4段階で見ると、『おんねこ1巻』はかなり特徴的です。
第2段階の「当時そう呼ばれていた記録」は強く残っているのに、第1・第3・第4段階へ一本につながる資料が不足しているんですね。
だからこそ、「存在した」「存在しなかった」の二択に無理やり押し込むと、かえって分かりにくくなります。
筆者としては現在のところ、次の表現が一番実態に近いと考えています。
「2022年7月には『おんねこ1巻(650円PDF)』という同時代記録がある。一方、Amazon Kindleで正式販売されたことや、650円PDFの正式な販売ページまでは確認できない」
これなら、確認できた事実を消すことも、分からない部分を推測で埋めることもありません。
今後おんねこ1巻が再販売されたら、何を確認すればいい?
今後、『おんねこ』が再公開・再販売される可能性については、現時点で確定的なことは言えません。
少なくとも今回確認したAmazon情報からは、『おんねこ1巻』の販売再開を示す商品ページは確認できませんでした。
もし今後それらしいページを見つけた場合は、
作品名が『おんねこ』になっているか
作者名が一致しているか
AmazonならASINが付いているか
作者本人の告知と販売ページが相互に確認できるか
という順番で確認すると判断しやすいでしょう。
「昔そういう話があった」という記録だけで販売再開と判断するのではなく、現在の商品ページまでつながっているかを見るわけです。
検索結果は、現在の商品棚だけではありません。
数年前の掲示板、削除済みページの記録、現在販売中の別作品などが、一つの棚に並んで見える場所でもあります。
だからこそ『おんねこ1巻』のようなケースでは、過去の記録と現在の商品情報を時間軸で分けることが、いちばん分かりやすい調べ方だと筆者は考えています。
まとめ:おんねこ1巻はAmazon販売未確認、650円PDFは当時の記録あり
『おんねこ1巻』について調べた結果、2026年8月16日時点ではAmazonで新規購入できる正式な『おんねこ1巻』の商品ページを確認できませんでした。
Amazonには現在も和々寺らおんさんの著者ページや別作品のKindle商品がありますが、『おんねこ1巻』とは別です。
一方、2022年7月28日の同時代記録には、確かに「おんねこ1巻(650円PDF)」という表記が残っています。
ただし、その記録は正式な販売ページではありません。
650円PDFの販売サイト、販売開始日、販売終了日、正式な商品情報、AmazonのASINまでは今回特定できませんでした。
また、「Kindleで出版しようとしてAmazonに却下された」という話も2022年当時の第三者投稿として残っていますが、Amazonの審査通知や作者本人による説明などの一次資料は確認できていません。
紙の『おんねこ1巻』についても、出版社やISBNを特定できる資料は今回確認できませんでした。
したがって現時点の結論は、「650円PDFと呼ばれた同時代記録は存在するが、Amazon Kindle版や紙の1巻が正式販売されていたとは確認できない」です。
そして現在確認できる『おんねこ』公式商品には、和々寺らおんさん名義のLINEスタンプがありますが、漫画本やPDFの販売とは別の商品です。
「昔Amazonにあった気がする」という方は、作者の別作品と混同していないか、商品タイトル・ASIN・作者名を一つずつ確認してみると整理しやすいでしょう。
よくある質問
おんねこ1巻は現在Amazonで買えますか?
2026年8月16日時点で今回Amazon.co.jpと和々寺らおんさんの著者ページを確認した範囲では、『おんねこ1巻』を新規購入できる商品ページは確認できませんでした。
作者の婚活漫画や『和々寺らおんのSNS漫画まとめ集』など、別作品のKindle商品は現在も確認できます。
「おんねこ1巻・650円PDF」は本当に存在したのですか?
2022年7月28日のウェブ魚拓には、「おんねこ1巻(650円PDF)」という表記が残っています。 そのため、この呼び方が当時ネット上で使われていたことは確認できます。
ただし、そのページ自体は第三者掲示板です。650円で販売されていたことを直接証明する作者の販売ページや決済ページまでは今回特定できなかったため、「正式に650円で販売されていた」とまでは断定していません。
おんねこ1巻はAmazon Kindleで販売されていたのですか?
今回の調査では、『おんねこ1巻』がAmazon Kindleで正式販売されていたことを裏づける商品ページやASINを特定できませんでした。
2022年にはAmazonでのKindle公開が通らなかったという趣旨の第三者投稿が残っていますが、Amazon側の審査資料や作者本人の説明を確認できていないため、当時ネット上で語られていた情報として扱うのが適切です。
執筆:星野悠真(エンタメ系コラムニスト / IT会社員)

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