おんねこの「オレンジジュース」は作中の滝、「おなら」は2022年当時から記録が残る台詞ネタです。
どちらも後年に作られた言葉ではなく、作品が話題になっていた時期から言及を確認できます。ただし、現在は原作の全エピソードを作者の公開ページで追い直しにくいため、「当時の記録で確認できること」と「後年の回想」を分けて見ることが重要です。
おんねこのオレンジジュースとは?元ネタは「ジュースの滝」

「おんねこ オレンジジュース」の元ネタとして確認できるのは、作中に登場した「オレンジジュースの滝」です。
「オレンジジュース」とだけ聞くと、おんねこが飲み物を注文した場面や、ジュースを飲むだけの小さなエピソードを想像してしまいますよね。
しかし、話題になったのはもっと大胆なものでした。
水が流れる普通の滝ではなく、オレンジジュースと呼ばれる液体が滝のように流れている場所が作品内に登場していたのです。
この点は後年の記憶だけに頼っているわけではありません。
2022年当時の5ちゃんねるのスレッドには、「オレンジジュースの滝」を飲む場面に触れた書き込みが残っています。少なくとも作品がネット上で盛んに話題にされていた2022年夏には、読者の間で「オレンジジュースの滝」という認識が共有されていたことが分かります。
ここは今回の検証でかなり大切なポイントです。
数年後のファンが記憶だけで付けた呼び名ではなく、2022年当時から「オレンジジュースの滝」として認識されていたわけですね。
作者・和々寺らおんとは?
『おんねこ』を手がけたのは和々寺らおんさんです。
2021年12月30日に公開されたオトナンサーのインタビューでは、和々寺らおんさんは漫画家として紹介され、Instagramで日常や自身の体験を題材にした漫画を発表していたことが記されています。また本人は、その時点で「最近、ゆるキャラ漫画を描き始めた」と話していました。
ここで注意したいのは、このインタビューだけを根拠に「ゆるキャラ漫画=『おんねこ』だった」とまで断定する必要はないことです。
一方で、和々寺らおんさんがSNSを主な発表場所の一つとして漫画制作を続けていたことは確認できます。
つまり『おんねこ』を調べるときには、単行本作品を調べるのとは少し違う難しさがあります。
SNS漫画は、投稿が削除されたりアカウントの状態が変化したりすると、後から「第何話の何コマ目だったのか」を追いにくくなるからです。
その事情こそが、「オレンジジュースって何だったの?」という検索が今も生まれる理由の一つでしょう。
ブブタンはピッチャーを用意していた?
オレンジジュースの滝を調べると、一緒に出てくるキャラクターがブブタンです。
後年に『おんねこ』の情報を整理した「裏あつまりま専科wiki」では、ブブタンはピンク色のブタとして説明されています。
さらに、削除された「オレンジジュースの滝編」で、滝壺の近くに寝転がり、ピッチャーを用意してジュースを持ち帰ろうとしていた、と記録されています。
ただし、ここは証拠の強さを一段下げて考えたほうが安全です。
「オレンジジュースの滝」という言葉そのものは2022年当時の書き込みでも確認できます。
一方、ブブタンの細かな行動は後年に整理されたファン側の資料による説明です。
したがって、
- オレンジジュースの滝が登場していた
- 滝を飲む場面が読者に認識されていた
という部分と、
- ブブタンがどの位置にいたか
- どのような姿勢だったか
- ピッチャーをどう使おうとしていたか
という細部は、同じ確度として扱わないほうがよいでしょう。
この区別は少し地味ですが、削除されたネット作品を調べるうえではかなり重要ですよね。
なぜ「滝」なのが印象に残るのか
個人的には、オレンジジュースの場面の面白さは「あり得ない風景なのに、登場人物側は意外と普通に受け入れているように見える」ことにあると感じます。
現実でオレンジジュースの滝を見つけたら、まず「どうして?」となりますよね。
どこから流れてくるのでしょうか。
本当に飲めるのでしょうか。
なぜ水ではなくジュースなのでしょうか。
ところが、後年まで語られているのは、世界の謎を解明するような話より、「飲む」「持って帰ろうとする」といった行動です。
壮大なファンタジーを生活感のある行動で処理する。
この落差が、一度見た人の記憶に残りやすかったのではないでしょうか。
おんねこの「おなら」とは?「今のは完全におならだわ」が元ネタ

「おんねこ おなら」は、作品と無関係な検索候補ではありません。2022年当時から「今のは完全におならだわ」という言葉が『おんねこ』と結び付いて記録されています。
ここは、今回の記事で特に誤解を解いておきたい部分です。
「おんねこ」と「おなら」という並びだけを見ると、
「ネットで誰かが勝手に付けたネタなのでは?」
「猫だからおならの話が検索されているだけでは?」
と思う人もいるでしょう。
しかし、2022年8月5日付の『おんねこ』について扱った掲示板まとめには、作品を象徴する言葉として「チャンスはつかんだだけじゃ変わらないぜ」などと並び、「今のは完全におならだわ」という一文が掲載されています。
つまり、「おなら」というワードと『おんねこ』の結び付き自体は、後年になって突然生まれたものとは考えにくいのです。
少なくとも2022年8月には、作品を知る人が思い出す特徴的な言葉の一つとして扱われていました。
「おなら回」という正式な回名だったの?
ここは確認できません。
確認できるのは、「今のは完全におならだわ」という台詞が2022年当時から『おんねこ』に関係する言葉として記録されていることです。
一方で、
「正式タイトルが『おなら回』だった」
「誰が誰に向かって言った」
「直前に何が起きて、その後どうなった」
といった完全な場面構成まで、現在確認しやすい一次資料だけから復元するのは難しい状態です。
そのため、検索記事で「おんねこには有名なおなら回があり、その内容はこうだった」と細部まで断定してしまうのは危険でしょう。
台詞が確認できることと、エピソード全体を再現できることは別問題だからです。
ネットで昔の漫画を調べていると、この二つは簡単に混ざります。
誰かが「たしかこんな場面だった」と書く。
別の人がそれを引用する。
さらに別の記事が断定形に直してしまう。
何年か経つと、最初は「記憶」だったものが「公式設定」のように見えてしまうことがあります。
だからこそ今回の記事では、「分からないものは分からない」と残しておきます。
現実の猫がおならをするかは今回の答えではない
検索結果を広げていくと、「猫もおならをするの?」という話に寄り道したくなるかもしれません。
ただ、「おんねこ おなら」と検索した人が知りたいのは、動物の生理現象ではないですよね。
知りたいのは、
『おんねこ』に本当におなら関連のネタがあったのか?
という点でしょう。
その問いへの答えは、「少なくとも『今のは完全におならだわ』という言葉は2022年当時の記録で確認できる」です。
現実の猫について話を広げるより、ここを明確にしたほうが検索してきた人には役立つはずです。
オレンジジュースとおならは、どこまで確か?
今回のような削除済み・閲覧困難なSNS漫画を調べる場合、私は「資料が新しいか古いか」だけでなく、「作品公開時期からどれだけ近い記録なのか」を見るのが大切だと考えています。
整理すると、現時点では次のようになります。
| 話題 | 確認できる内容 | 証拠の位置付け |
| オレンジジュース | 「オレンジジュースの滝」が読者に認識され、飲む場面への言及もある | 2022年当時の記録があり強い |
| ブブタン | ピンク色のブタ、滝の近くでピッチャーを用意したと整理されている | 後年のファン資料による補足 |
| おなら | 「今のは完全におならだわ」という言葉が記録されている | 2022年8月の記録があり強い |
| おならの正確な前後関係 | 現在確認しやすい資料だけでは十分に復元できない | 断定を避けるべき |
| 「おなら回」という正式名称 | 確認できない | 不明 |
オレンジジュースについて特に強いのは、2022年当時の5ちゃんねるに「オレンジジュースの滝」を飲む場面への言及が残っていることです。
そしておならについては、2022年8月5日の時点で「今のは完全におならだわ」が作品を連想させる言葉として掲載されています。
この二つは、単なる数年後の思い出話より一段強い材料です。
一方でブブタンの細かな描写については、2025年時点のファンwikiに残された整理情報が中心です。
ここを全部「確定情報」とまとめてしまうと、記事は分かりやすくても正確さが落ちます。
そこで、
当時の記録=存在確認に使う
後年の資料=細部を補う参考に使う
という二段構えで見ると、かなり整理しやすくなります。
「絵」と「言葉」で残り方が違う
ここで一つ、面白い違いがあります。
オレンジジュースの滝は視覚で残るネタです。
「巨大な滝なのに流れているのがオレンジジュース」というだけで、絵を知らない人でも場面を想像できます。
対して「今のは完全におならだわ」は言葉で残るネタです。
短く、意味が分かりそうで完全には分からない。
前後を知らないほど、「何があったの?」と逆に気になりますよね。
私はこの違いが、『おんねこ』が後年も検索される仕組みをよく表していると思います。
一方は「変わった絵」が記憶の入口になり、もう一方は「変わった一言」が入口になる。
作品全体を読めなくても、この二種類の断片だけが独立して人から人へ伝わっていくわけです。
なぜ「おんねこ オレンジジュース」「おなら」が今も検索される?
大きな理由として考えられるのが、『おんねこ』が現在、最初から最後まで簡単にたどれる作品ではないことです。
おんねこの公式Xアカウントは2022年9月30日、今後は漫画とイラストの更新をやめる意向を投稿しました。
翌10月1日にその投稿を掲載した記事でも、まだ描き切れていないエピソードがあり、物語の途中での判断だったことが確認できます。つまり、『おんねこ』は完結した長編漫画を電子書籍で第1話から順番に読むのとは事情が違います。
後から知った人ほど、
「この言葉は何?」
「この画像で見かける場面は何?」
という断片から作品を逆引きすることになります。
2023年12月30日に公開された『おんねこ』周辺を扱うnoteでも「第二次ブーム」と表現され、ファンアートの増加や、わずかな登場だったキャラクターが改めて注目される状況が紹介されていました。
もちろん、これは作者による公式な「ブーム宣言」ではなく、一人の書き手から見たネット上の動きをまとめたものです。
ただ、公開終了後もキャラクターや断片的な場面が再解釈され続けていたことを知る材料にはなります。
普通の漫画なら、
作品を読む → 好きな場面を覚える
という順番になりやすいですよね。
ところが『おんねこ』のように元投稿を追いにくくなった作品では、
有名な言葉を知る → 元ネタを検索する → 作品そのものを知る
という逆向きの流れが起こります。
「オレンジジュース」や「おなら」は、その入口として非常に強いのでしょう。
検索結果の多さ=原作で重要だった、とは限らない
ここは『おんねこ』を調べるときに覚えておきたいポイントです。
ネットでたくさん言及されている場面が、原作でも最重要エピソードだったとは限りません。
たとえば数コマしか登場していないキャラクターでも、見た目や言葉が面白ければ何年も話題になります。
逆に、物語上は重要でも検索しやすい固有名詞や特徴的な台詞がなければ、後から探しにくくなります。
オレンジジュースの滝も同じです。
「オレンジジュース」と「滝」という、本来なら結び付かない二つの言葉がセットになっているため、非常に検索しやすい。
「今のは完全におならだわ」も、一度見れば覚えやすい独特の言葉です。
この検索しやすさと記憶しやすさが、原作での登場量以上にネット上で存在感を大きくしている可能性があります。
私はここが、単に「変な場面だから有名になった」という説明だけでは見えてこないポイントだと思います。
おんねこの小ネタが残り続ける理由を考察
ここからは、確認できた事実を踏まえた筆者の考察です。
私が『おんねこ』のオレンジジュースとおならを調べていて特に印象的だったのは、どちらも単体では意味が完結していないことでした。
「オレンジジュースの滝」と聞けば、疑問が増えます。
どうしてオレンジジュースなのでしょうか。
どこから流れているのでしょうか。
なぜ普通に飲んでいるのでしょうか。
「今のは完全におならだわ」と聞いても同じです。
何を確認しているのでしょうか。
誰が言ったのでしょうか。
その直前に何があったのでしょうか。
普通なら、分からないことが多いのは弱点に思えますよね。
ところがネット上では、少し分からないくらいのほうが人に話したくなることがあります。
「これ何だったっけ?」
「あの場面知ってる?」
「元ネタってどれ?」
と会話が生まれるからです。
『おんねこ』の場合、公開当時の作品そのものより、こうした会話の断片が長く検索結果に残る状況になりました。
その結果、「原作を読んだからミームを知っている」のではなく、「ミームを見て原作を知る」という逆転が起きています。
ネット漫画では「資料の時系列」が重要になる
IT会社員として日頃から情報を調べる立場でも、今回のようなテーマでは検索結果の上から順に読むだけでは危ないと感じます。
たとえば2025年のwikiに詳しい説明が書かれていても、それだけで2022年の原作内容を100%再現できるとは限りません。
逆に、2022年当時の掲示板に「オレンジジュースの滝」と書かれていれば、細部は分からなくてもその言葉が当時すでに存在したことを確認する材料にはなります。
「今のは完全におならだわ」も同様です。
2022年8月の記録に残っているため、「数年後に誰かが作った言葉」という可能性は大きく下がります。
一方で、その一行だけから登場人物、コマ順、状況まで想像で補うことはできません。
この考え方を整理すると、
- 当時の記録で存在を確認する
- 後年の整理資料で細部を補う
- 読者の記憶だけの部分は断定しない
という三段階になります。
削除済みのSNS漫画を検証するときには、この方法がかなり使いやすいのではないでしょうか。
「分からない」を残すことも考察の一部
ネット記事では、何でも一つの答えにまとめたほうが読みやすく見えます。
しかし今回の場合は、無理に全部を確定させないほうが読者にとって親切だと私は考えています。
オレンジジュースの滝は、2022年当時の言及がある。
「今のは完全におならだわ」も、2022年当時の記録がある。
ここまではかなり明確です。
しかし、ブブタンの細かな行動は後年の資料による部分が大きい。
「おなら回」という正式タイトルがあったのかも確認できない。
そこで空白を想像で埋めてしまえば、一時的には読みやすい記事になります。
でも数年後、その記事自体が別の人の「根拠」として引用されるかもしれません。
そう考えると、分からない部分を明記することも、ネット文化を記録する記事の役割だと思うのです。
まとめ:オレンジジュースは滝、おならは台詞が元ネタ
「おんねこ オレンジジュース」の元ネタとして確認できるのは、作中に登場したオレンジジュースの滝です。
2022年当時の5ちゃんねるにも「オレンジジュースの滝」を飲む場面への言及が残っているため、後年になって作られた呼び名ではないことが分かります。
後年のファンwikiでは、ピンク色のブタ「ブブタン」が滝の近くでピッチャーを用意し、ジュースを持ち帰ろうとしていたという整理も残っています。ただし、この細かな描写については当時資料とは分けて受け止めるのが安全です。
一方、「おんねこ おなら」も作品と無関係な言葉ではありません。
2022年8月5日の記録には、「今のは完全におならだわ」という言葉が『おんねこ』を連想させる台詞として残っています。
ただし、その正確な前後関係や「おなら回」という正式なエピソード名までは確認できません。
今回の答えを短くまとめれば、
オレンジジュース=作中に登場した「オレンジジュースの滝」
おなら=2022年当時から記録される「今のは完全におならだわ」という台詞ネタ
と理解するのが、現時点では最も資料に忠実でしょう。
『おんねこ』は2022年9月30日に漫画・イラストの更新停止が告知され、物語途中で更新が終わったことも記録されています。
だからこそ現在は、作品を順番に読むだけでなく、残された「絵の記憶」と「言葉の記憶」から元ネタをたどる楽しみ方も生まれています。
オレンジジュースの滝と「完全におならだわ」は、そんな『おんねこ』の現在の残り方を象徴する二つの小ネタなのかもしれません。
よくある質問
おんねこのオレンジジュースとは何ですか?
作中に登場した「オレンジジュースの滝」を指します。
2022年当時の掲示板にも「オレンジジュースの滝」を飲む場面への言及が残っているため、後年だけの呼び名ではありません。
「今のは完全におならだわ」は本当におんねこの台詞ですか?
少なくとも、2022年8月時点で『おんねこ』に関連する印象的な言葉として「今のは完全におならだわ」が記録されています。
ただし、現在確認できる資料だけでは、誰がどの場面で言ったのかという前後関係までは確定できません。
おんねこに正式な「おなら回」があるのですか?
「おなら回」という正式なエピソード名が存在したことは、現時点で確認できません。
確認できるのは「今のは完全におならだわ」という言葉が2022年当時から記録されていることです。台詞の存在と正式な回名の存在は、分けて考えるのが安全でしょう。
執筆:星野悠真(エンタメ系コラムニスト / IT会社員)


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